ザキヤマという男の物語。

人生は冥土までの暇つぶし。自由気ままな男の物語を書き残しています。

契約

こっちのブログに越してくる前から、相手に対して抱く究極の想いってなんだろう?と考えていた。

たどり着いたのは無償の愛。

個人解釈になるが無償の愛とは見返りを求めず与え続けるもの。

まさに彼女が僕に寄せてくれる想いだ。(少し惚気ですみません)

 

元カノからは連絡はないという嘘も、今回の僕の構ってちゃん発動も、彼女の広い心に救われて関係は継続しているが、僕は返せない恩義を受け続けている。

 

恋愛とは2人の契約だ。

好きという感情は恋に発展し

会えない時は相手に焦がれ

喜怒哀楽を共有することで愛になるのだ。

 

3回目のデートの帰り際にKissを交わしたあの日から、彼女は僕を意識するようになったと言っていた。

あの当時はカッコイイ女性がこんなにも乙女に変わるのか!?と言うほど甘えてくれた。

そこまで僕を信用してくれていたのだ。

 

しかし、僕は嘘をつき続けていた。

彼女は過去も含め正直だったのに。

 

一緒に居る時間がどれほど楽しくても、どんなに彼女に尽くしていても、嘘をつくことは契約破棄と同じ。

それまでの時間は全て嘘に変わるのだ。

普通に考えれば、この時点で終わっている。

 

彼女はあの時、僕を責めずに元カノを責めた。

 

あなたの元カノ・・・ズルいよね。未練が残る男なら振らなければいい。甘え上手で男を立てていい気分にさせてくれるから好きだったの?しょうもない女性に騙されてたのね。一瞬でもこの人ならって信じた私がバカみたい。本気であなたに飛び込んだじゃない。信用したらいつもこれ。あーあ嫌になっちゃう。ま、もういいや。これでわかったでしょ?元カノの本性も今の電話で判明したんだから。もう騙されちゃだめよ?男ってああいう女性好きよねー。ホントにバカ・・・。

 

この時に気付くべきだった。

この時から彼女は、僕に会えない時間全て疑心暗鬼になっていたはずだ。

信用できない人間に甘える事などできない。

彼女の苦悩を無視し、無駄にお節介をし、尽くしてますオーラを出すような男に愛情表現など出来る筈もない。

それでも彼女はじっと耐えてくれていた。

 

どんなに理不尽でも、相手が好きなら無償の愛を注げると思っていたが、僕は自己都合で彼氏をやめると告げた。

素っ気なくされ、彼女に別れを言わされたものだと思っていた。

でもそれは違った。

彼女の想いは僕よりもまだまだ深い。

ここまで深く愛してくれる女性を手離せるものか。

こんな女性には2度と逢えない。

やっと、やっと意味が分かった。

 

もう彼女に言葉で伝えるような事はできないが

”誰よりも大切にする”

と、態度で示そう。